11月14日 コアトレクラス

studio情報

コアトレクラスは、身体の中心となるコア(体幹)を丁寧に鍛え、姿勢の安定とブレない身体づくりを目指すクラスです。
インナーマッスルに意識を向けながら動くことで、日常の姿勢改善やヨガのポーズの安定性にもつながります。

  • 正しい姿勢を保つための体幹の使い方
  • 呼吸と連動したコアの働かせ方
  • 腰まわり、肩甲骨周りの安定につながる動き
  • ポーズの土台を強くするエクササイズ

姿勢を整えたい方、腰や肩の負担を軽くしたい方、ヨガのポーズをより安定させたい方におすすめのクラスです。

テーマ: 横隔膜と腸腰筋を意識して動く


【クラス前の説明・意図】

 横隔膜と腸腰筋は筋膜を介して密接に連結しており、相互に影響しあう関係であることを説明。  姿勢をよくしようとして胸を張りすぎると、肋骨下部が開いたままになり横隔膜の働きが落ちてしまうため、吐く息で肋骨の下部をしっかり引き入れ、横隔膜が引きあがることを意識してもらうよう説明。これによりコアが入り、体幹が安定しやすくなる。また、腸腰筋は股関節屈曲時に働くため、股関節の引き込みを意識してもらいました。


【シークエンスの流れ】

  1. スカーサナでの呼吸(腹式・胸式):座骨から頭頂までの伸びを意識し、吐く息で溝内をしまうように呼吸。股関節の引き込みで骨盤が立つ感覚を確認。
  2. スカーサナで上肢の上げ下げ:座骨からの伸びを保ち、肩甲骨から腕が動くことを意識。
  3. スカーサナで骨盤の前傾・後傾:後傾で股関節が緩む、前傾で引き込みの感覚を確認。
  4. スカーサナで側屈:側屈により胸郭の動きを作る。
  5. 三角座りでロールダウン・ロールアップ:骨盤後傾で股関節を緩め、アップでは座骨から頭頂を引き伸ばす。
  6. ナバーサナ:太もも裏を持ち胸と太ももを近づける。可能な人は手を離して保持。
  7. 仰向けでのねじりポーズ
  8. セッツバンダーサナ:股関節屈曲が続いたため伸ばす目的。太もも裏を使い、太陽礼拝の前屈に備える。
  9. 四つん這いでキャット&カウ:初めは脇から押す感覚→溝内を締める動きへつなげる。その後は自然なカウ&キャット。
  10. パピーポーズ:太陽礼拝のダウンドッグに備える。
  11. チャイルドポーズ(休憩)
  12. アンジャネーヤーサナ/ハーフハヌマーン:鼠径部とハムストリングの伸展。
  13. 四つん這いで片足ずつ胸に引き寄せる運動
  14. 太陽礼拝準備
    • タダーサナ:姿勢チェックと修正
    • ウルドヴァハスターサナ:側屈をプラス
    • チェアポーズ:股関節を鋭角にして引いていく練習
    • ウッタナーサナ:腹部・骨盤底の引き込みを意識
    • アルダウッタナーサナ:座骨からデコルテを引き出し、やや後傾気味に
  15. 太陽礼拝
    • プランク:脇から押す意識で溝内を締め、体幹の強さを感じる
    • 膝付きチャトランガ
    • ダウンドッグ:脇から押す意識に加え、足の付け根の引き込みと溝内を締めるポイントを説明
  16. 仰向けのねじり スプタバッダコナーサナ
  17. シャバーサナ

【使用プロップス】

  • ブランケット
  • ブロック

【クラスの様子・観察】

今日の生徒さんは「姿勢をよくしよう」と頑張るタイプが多く、胸を張りがちで重心が前に移動している傾向がありました。肋骨が開きやすいため、閉じる意識を促したことで効果的に働けていた様子です。姿勢チェックでは違和感を強く感じたようで、姿勢そのものへの興味も高めてくださいました。今回のテーマは自分でもとても良いと感じました。背骨を伸ばそうとすると腰椎・胸椎は自然と前弯しやすいため、少し溝内を締める意識はコアのトレーニングや美姿勢づくりに非常に役立ちます。

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